ちょっと前、焚き火をしながら
なんで火を見ると心が落ち着くんだろう、
とネットを調べていたら(多分病んでた)
「火や自然にはリラックス効果があり、
1/fゆらぎが含まれるからです」
って文言が記事に書いてありました。
ほう、、1/fゆらぎ、、、
なんや分からん、困った困った。
分からんことを分からん言葉で説明された
私は、今回の内容を決めました。
そう、今回のトピックスは
1/fゆらぎについてです。
正直、名前はうっすら聞いたことあるけど
実際何だか良くわからない
「1/fゆらぎ」。
調べていくと何やら深そうな予感、、、
それでは、今回もよろしくお願いします。
そもそもなにがゆらいでるんだ?

そもそもゆらぎとは、
周期的なリズムを刻むものの中で
ある中心値から時間的、視覚的に
バラツくことをゆらぎというようです。
はて??
まだ分かりにくいので、
何かに例えるとするなら、
人間の心拍がいい例です。
心拍は一定のように思えても
ある時は1分間に60回だったり、
ある時は1分間に59回だったりします。
つまり、平均はありそうだけど、
それに対して、+1回や−1回だったり
一定数ではなくバラツいている
(ゆらいでいる)
ことがわかります。
なので何がゆらいでるのか?
という問いに対しては、
周期的な動きだったり、
音を持つものが
平均値に対してゆらいでいる、
ばらついている、と言う答えが
一番しっくりくるかと思います。
じゃあ1/fは?

そうすると、
ゆらぎはわかったけど1/fは何?
と言う質問が今度は出てきそうです。
1/fのfは振動数や周波数のこと。
簡単に言えば、一定時間における
周期的なリズムの回数だと
思ってもらえれば良いです。
例えば、また心拍を例に挙げると
心拍も1分間に何回鼓動するかなので、
だいぶ大括りでは振動数といっても
よいと思います。
なので、1/fと言うのは
振動数に反比例(規則的)していることを
示しているんですね。
また、実際に木の板の木目(年輪)を
何やら難しい分解方法で
解析していくと、
見た目では予測できなかい
木目の模様が、グラフでは
規則的になってくるみたいです。
(下のグラフは1/fになってる!)
ここにも自然の中の
1/fゆらぎがあると言えます。

(参考文献:https://wood.co.jp/9-building/kinokokoro/no04/ti-2.htm)
1/fゆらぎによるリラックスの仕組み

そもそもの「1/fゆらぎ」の言葉の説明が
長くなりすぎましたが、、、
肝心のなぜ1/fゆらぎはリラックスするのか?
というところにはまだ辿り着けていません笑
なのでようやくここから、ゆらぎによる
リラックスの仕組みに迫っていきます。
とはいったものの、
実はまだ確実な理由は解明されておらず、
文献等でもあくまで仮説止まりでした。
(だからといって離脱しないで)
なので、ほんとーうにざっくりいうと、
生体のリズムが1/fゆらぎを持っていて、
自然現象も1/fゆらぎを持っているから、
無意識で人間はそれを感じ取り、
同調しリラックス状態になる、って感じ。
どの文献でも見えたこと
しかし、
どの仮説でも見られた答えは、
何かが1/fゆらぎの規則性を持つ時、
その規則性を感じ取るセンサーが
人間やあらゆる生物の脳の中に
必ず組み込まれているということ。
更に、1/fの規則性を感じる時に、
脳が明らかにリラックス状態に
なるということでした。
では、なぜ脳はそんな反応を
起こすのでしょうか?
1/fゆらぎも生存戦略?

前の見出しで、1/fゆらぎを感知すると
脳がリラックス状態になると書きましたが、
つまり生物が1/fゆらぎを
持つことは定常状態なのです。
(心拍は1/fゆらぎだし)
つまり、それは裏を返すと
その定常性が失われた時、
脳は「不快」反応を起こすということ。
何か異常である、危険だと
察知するようです。
たしかに、こうした推測は
地震などの異常現象の前に犬やネズミが
ざわざわし出すというのも聞くので、
あながち間違いではない
気もしてきます。笑
(地震が起こす断層破壊の音波は、
見事に1/fの法則から外れるそうです。)
多分犬やネズミなどは人間よりも
1/fゆらぎからの逸脱(異常現象)に
対してのセンサーが敏感なのかも。
「野生の勘」は1/fゆらぎ察知能力?
人間においても、「第六感」だったり、
「野生の勘」などの言葉は、
案外1/fゆらぎから外れた時に
察知する力のことだったりして。
1/fゆらぎを察知する力というのは、
生物が自然の中で生き抜くための
(異常を察知する)
能力だったのかもしれない、
といろいろ考え出してしまいます。笑
キャンプの中での1/fゆらぎ

そしてこの記事の最後に、半ば強引に
キャンプの中でのゆらぎを挙げて
締めたいと思います。
でも調べたら結構ありました。
というかありすぎ。笑
基本的に自然や生物には
1/fゆらぎが含まれるんですね。
・針葉樹の年輪
・焚き火のゆらめき
・川のせせらぎの音、、、etc
これが先の人間の脳のコアの部分と
リンクして安らぎを感じるようです。
人間が生物だということを再認識。
目や鼻、耳などの感覚器官で感じ、
体がそれに呼応する。さらに、
それ以上に脳だけが感じ取る情報もある。
言葉にできないけど、言葉にすることが
全てじゃない気もしてきました。
だから、文献も少なかったのか、、、
すごいぞ1/fゆらぎ。。。
この続きはまた焚き火をしながら、
ブツブツ考えることにします。
それでは今回はこのへんで。
ありがとうございました。