ランタンの各部名称を知っていますか?

はじめに

初めてのランタンを購入した際、使い方やメンテナンスの方法等をネットで検索する方が多いと思います。

私もランタンを触り始めた頃、様々なサイトを読み漁っていました。

しかしその中で分かりにくいなと思ったことがあります。

それはランタンの各部名称についてです。

知っているのが当たり前かのようにランタンの各部名称が出てくるサイトが多いと感じました。

見知らぬ単語が出てくるたびに他のサイトで調べる。

正直ストレスでした。

さらに1つのサイトで全ての名称を分かりやすくまとめてあるサイトが少なく、色々なサイトを回っていた気がします。

このくらいは1つのページで分かりやすくまとめておいてくれよと思ったのを今でも覚えています。

これからランタンの使い方やメンテナンスに関する記事も書いていこうと思っていますが、その前にランタンの各部名称について写真とその役割も交えて説明しておこうと思います。

今回はColemanの200Aを参考にして説明していきます。

多少見た目は変わりますがほとんどのモデルで名称、役割は同じだと考えて大丈夫です。

目次

以下の部品については本記事で説明しています。

知りたい部品の名前を選択すると紹介している項目へ飛べます。

  1. ベイル
  2. ベンチレーター
  3. グローブ(ガラス)
  4. タンク
  5. フィラーキャップ
  6. フィラーキャップパッキン
  7. デカール
  8. ポンププランジャー
  9. ポンプノブ
  10. ポンプキャップ
  11. ポンプカップ
  12. チェックバルブ
  13. エアーステム
  14. フレーム
  15. バーナー部
  16. ジェネレーター
  17. クリーニングディップ
  18. 燃料バルブ
  19. バルブホイール
  20. グラファイトパッキン
  21. カラー(カーラー)
  22. バルブアッシー
  23. フューエルチューブ

ベイル

矢印部はベイルです。

ランタンの持ち手になる役割を持ちます。

ベンチレーター・グローブ(ガラス)・タンク

上の写真について赤い矢印が3つありますが上から説明していきます。

一番上はベンチレーターです。

ランタン上部の保護と内部の熱を逃がす排気の役割を持ちます。

真ん中はグローブ(ガラス)です。

マントルを風や衝撃から保護する役割を持ちます。

一番下はタンクです。

燃料を入れておくためのタンクです。

フィラーキャップ

矢印部はフィラーキャップ(燃料キャップ)です。

これを外してタンクに燃料を入れます。

外すとこうなっています。

フィラーキャップの内側にはフィラーキャップパッキンがついており、燃料漏れを防ぎます。

上の写真の黒い輪っかの部分がパッキンです。

デカール

矢印部のColemanと書かれているものはデカールです。

デカールの種類でランタンが製造された年代をある程度推測することが可能です。

ポンププランジャー

写真1枚目の赤丸部を取り出したのが2枚目の写真です。

写真2枚目に写る部品一式をポンププランジャーと呼びます。

ポンピング(タンク内に圧力をかける行為)するための機構です。

写真2枚目、左側の矢印部の棒状の部分(金色)はポンプノブです。

ポンプノブを出し入れすることでポンピングを行います。

写真2枚目、右側の矢印部のキャップ状の部品はポンプキャップです。

ポンププランジャー一式をタンクに止める役割を持ちます。

先端についている部分(矢印部)がポンプカップです。

ポンプカップには革製のものとゴム製のものがあります。

ここが劣化するとポンピングしてもうまくタンク内に圧力がかかりません。

ポンププランジャーを外すとこうなっています。

この中にチェックバルブとエアーステムというパーツがあります。

チェックバルブ・エアーステム

左がチェックバルブ、右がエアーステムです。

チェックバルブとエアーステムはポンプ部からの空気の逆流を防止する役割を持ちます。

ランタン内部ではこのように組み合わさっています。

チェックバルブ内には小さな玉が入っており、その玉はある程度自由に動けるようになっています。

玉がチェックバルブ先端にある穴を塞ぐことである程度の空気の逆流を防ぐことができます。

しかしそれだけでは不完全なためエアーステムの先端でチェックバルブ内の玉を押し付けます。

それにより空気の逆流を完全に防ぐことが可能になります。

フレーム・バーナー部・ジェネレーター

ベイルとベンチレーター、グローブを取り外した写真です。

ここではフレームバーナー部ジェネレーターの3つについて説明していきます。

フレームとバーナー部を本体から取り外しました。

フレームとバーナー部は組み立てられ一体となっています。

フレーム

これがフレーム単体の写真です。

下の穴から空気を取り入れる役割を持ちます。

燃料と空気が混ざることで綺麗に燃焼してくれます。

空気は矢印部の筒から取り込みます。

フレームを下から見た写真です。

矢印部の穴から空気を取り込みます。(1つ前の写真の筒につながる穴です)

バーナー部

上の2枚の写真はバーナー部です。

タンクから吸い上げた燃料とフレームで取り込んだ空気の混合気を噴出する役割があります。

1枚目矢印部のパーツにはマントルが取り付けられるよう溝が作られています。

バーナー部を分解しました。

これだけのパーツから構成されています。

ジェネレーター

矢印部はジェネレーターです。

ジェネレーターは燃料の通り道であり、燃料を気化させる役割も持ちます。

ジェネレーターはバーナー部のすぐ近くのためバーナー部の燃焼により温められ

それによりジェネレーターを通る燃料が気化されます。

ジェネレーターが温まっていないと燃料が液体のままバーナー部へ移動・燃焼し大きな炎が上がることがあります。

クリーニングディップ

矢印部はクリーニングディップです。

これを回すことでジェネレーター内のクリーニングをすることができます。

ジェネレーターの中には写真右側のニードルというパーツが入っています。

クリーニングディップを回すことでニードルが上下しジェネレーター内のクリーニングが可能です。

上の2枚の写真の矢印部はクリーニングディップを回すことで上下します。

ジェネレーター内のニードルはこの部分と連結しています。

そのためクリーニングディップを回すことでニードルが上下します。

燃料バルブ

矢印部は燃料バルブです。

バルブを半時計回りに回すと燃料がタンクからジェネレーターに移動します。

横から見るとこんな感じです。

取り外しました。

分解するとこうなります。

左側の矢印部はバルブホイールと呼ばれる部品です。

1枚前の矢印部のナットの内側にはグラファイトパッキンがついており、燃料漏れを防ぎます。

上の写真の黒い輪っかの部分がグラファイトパッキンです。

カラー(カーラー)

矢印部はカラー(カーラー)です。

写真2枚目はカラー(カーラー)単品の写真です。

ランタンのモデル名やColemanのロゴが入っています。

バルブアッシー

カラーの内側、上の写真でタンク上部に取りついているのがバルブアッシーです。

燃料バルブ、ジェネレーターが取りついていたのがこのバルブアッシーです。

燃料バルブ、ジェネレーターとの位置関係はこんな感じです。

バルブアッシーをタンクから取り外した状態です。

フューエルチューブ

バルブアッシーを分解しました。

写真右側のパーツはフューエルチューブです。

タンク内の燃料を吸い上げる役割を持ちます。

分解するとこうなります。

最後に

ランタン各部名称とその役割についての説明は以上です。

説明だけの記事になってしまいましたが、覚えておくと調べ物が捗ります。

皆さんの役に立てば幸いです。

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1件のコメント

  1. […] ランタンの各部名称を知っていますか?はじめに 初めてのランタンを購入… […]

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