ランタンを使うために必要なもの

はじめに

今回の記事ではランタンを使用する上で必要なものについて説明していきます。

ランタンを購入したての方やランタン購入を検討している方向けの記事です。

ランタンを使用するために何が必要なのか

既にランタンを使用している方は知っていて当たり前の事だと思います。

しかし初めてランタンを購入する方にとっては全く未知の世界です。

僕も最初は何が必要か分からずにテンパっていました。

先に答えを言ってしまうと燃料(ホワイトガソリン)、ファンネル、マントル、リュブリカントの4つが必要です。

この4つを見て “前の3つは分かるけどリュブリカントって・・・?” と思った方もいるはずです。

後で詳細に話しますが、正直リュブリカントが無くてもランタンを使用することは可能です。

それでも個人的には必須で持っておくことをお勧めします。

それでは上記の4つについて紹介していきます。

目次

  1. 燃料(ホワイトガソリン)
  2. ファンネル
  3. Coleman純正ファンネルの使用方法
  4. マントル
  5. マントルの取り換え方
  6. リュブリカント
  7. リュブリカントを使ったメンテナンス方法

燃料(ホワイトガソリン)

まずは燃料(ホワイトガソリン)です。

当たり前ですが燃料がないとランタンは使えません。

こちらのColeman純正のものがおすすめです。
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ランタンを使用する方の中には、ガソリンスタンドで購入したレギュラーガソリンをランタンに使用している方もいます。

それでも使えるようですが個人的には純正品の使用をお勧めします。

レギュラーガソリンを使用するとランタンが故障する可能性があるからです。

ホワイトガソリンもレギュラーガソリンも主成分は同じですが添加物の有無に違いがあります。

ホワイトガソリンには入っていませんがレギュラーガソリンには入っています。

燃料に添加物が含まれているとジェネレーターの詰まり等、ランタンの不具合を引き起こす可能性が高くなります。

不具合が起きてもメンテナンスによって直すことはできますが

その度に自分でメンテナンスする、又はお店に持っていくのは面倒ですよね?

ランタンが正常に動作する状態を長く保つためにも燃料は純正品を使用しましょう。

ファンネル

ファンネルは燃料をタンクに入れる際に使用するじょうごのようなものです。

ファンネル選びで気を付けることは1つだけです。

絶対にフィルター付きのものを使用しましょう。
写真のファンネル内部、白い部分がフィルターです。

燃料の項でも説明しましたが、燃料に添加物が含まれているとランタンの不具合の原因になります。

同じように埃や小さなゴミ等の不純物が燃料に含まれていてもランタンの不具合の原因になります。

フィルター付きのファンネルを使えば不純物はフィルターによって排除されるため安心です。

フィルター付きのファンネルはColemanからも発売されています。
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Colemanから発売されているファンネルの良い点はタンク容量の8割程度入ったタイミングでそれ以上燃料が入らないように止まってくれることです。

ランタンを使用する際の燃料の適量は最大でタンク容量の8割程度です。

これより多いとうまくポンピングできなかったり、圧力をかけた状態でフィラーキャップを外すと燃料が飛び出してくることもあり危険です。

燃料の入れすぎが原因でランタンを点火することができない方もよく見かけるのでこの機能はとても便利です。

しかし以下のように正しい使い方をしなければ上記のような役割を果たしてくれないので注意してください。

Coleman純正ファンネルの使用方法

ランタンを水平な地面に置きます。

そこまでシビアに考える必要はありませんが、傾斜が強すぎると推奨される量を超える可能性があるため頭に入れておいてください。

フィラーキャップを外してファンネルを差し込みます。

ファンネルは注ぎ口の形状が斜めになっています。

その斜めの形状が地面と平行になるようにしっかりと奥まで差し込んでください。

ゆっくりとガソリンを注ぎます。

ガソリンを注ぐ際に、口を上向きにして注ぐとこぼれにくくなります。

ガソリンが入らなくなったら8割程度入った証拠です。

注ぐのをやめてください。

ランタンを傾けたりファンネルを抜く等してファンネル内部に残っている燃料を注ぎ終えたらファンネルを抜いて下さい。

忘れずにフィラーキャップを閉めて終了です。

マントル

写真の赤丸部分がマントルです。

ランタン点火時に光る部分のことです。

マントルってよく聞くけど結局何なの?と思う方もいるかもしれません。

マントルとは簡単に言うと熱を光に変換してくれる性質を持った繊維の袋です。

正確に言うとちょっと違いますが小難しい話になるので気になる方は調べてみてください。

ランタンは燃料と空気の混合気体をバーナー部へ送り燃焼させる構造になっています。

バーナー部での燃焼により発生する熱をマントルが光に変換してくれるためランタンは光ります。

おすすめのマントルは大王マントルです。
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大王マントルは安価で比較的丈夫なため破れにくくなっています。

マントルは破れたり孔が空かない限りは同じものをずっと使うことができます。

多少の孔が空いていてもそのまま使うことは出来るのですが、絶対に取り換えた方が良いです。

孔が空いた状態で使用しているとグローブの一部が変色したり、最悪の場合グローブが割れてしまいます。

面倒くさいかもしれませんが点火時に毎回確認するようにしましょう。

マントルの取り換え方

ランタンの購入を検討している方で “マントルの取り換えって難しそう・・・” と思っている方もいるかもしれません。

めちゃくちゃ簡単なのでついでに紹介しておきます。

記事でも説明しますが動画でも説明しています。

記事を読むのが面倒な方はこちらの動画で確認してみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=sNeQplC8-8Q

それでは説明していきます。

まず現在取りついているマントルの外し方ですが

手でつまむだけで簡単にばらばらになるので適当に取ってしまって大丈夫です。

重要なのはマントルの取り付け方です。

マントルを袋から取り出します。

マントルは写真矢印部の溝の部分に結びつけるように取り付けます。

溝の部分に2回固結びをして取り付けます。

余った紐は邪魔なので根元から2~3mm残して切ってしまいましょう。

ライターやバーナーでマントルを燃やします。

煙がかなり出ます。

全体が白くなるまでまんべんなく燃やしてください。

これが空焼きと呼ばれる作業です。

マントル全体が白くなり煙が収まれば完了です。

リュブリカント

冒頭でも説明しましたがリュブリカントが無くてもランタンは使えます。

ではなぜ持っておいた方が良いのでしょうか?

そもそもリュブリカントとはオイル(油)のことです。

役割としてはポンプカップにつけたり揉みこむことでポンプカップを正常な状態に保つことができます。

久しぶりのキャンプでランタンを使う際、ポンピングしてもスカスカして圧力がかかっている感じがしない。

そんな経験はありませんか?

それはポンプカップが乾燥して劣化しているせいです。

この問題はリュブリカントをポンプカップにつけて揉みこむことで解決できます。

また定期的にリュブリカントをポンプカップにつけておくことで劣化を防ぐことも可能です。

とても簡単なことなんですが、これを知らないと

“ポンピングができないんですけど・・・” とメンテナンスに持っていくしかないですよね?

そういう話をよく聞くので正直もったいないなと感じています。

なによりせっかくのキャンプでランタンを使おうとしたのにポンピングできなくて諦めてしまうのはもったいないですよね?

リュブリカントはかなり安い値段で購入できますし、すぐに無くなるようなものでもありません。
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またリュブリカントの使い方はとても簡単です。

リュブリカントを使ったポンプカップのメンテナンス方法についても一緒に説明しておきます。

リュブリカントを使ったメンテナンス方法

先程も説明しましたがリュブリカントはポンプカップにつけて使うものです。

ポンプカップはポンププランジャーの先端に取りつく部品です。

ポンプカップにリュブリカントをつける方法は大きく分けて2つあります。

それぞれの方法について説明していきます。

またランタンの各部名称についてはランタンの各部名称を知っていますかという記事にまとめています。参考にしてください。

ポンププランジャーを外さずにつける方法

ポンプカップに孔が空いているモデルの場合はポンププランジャーを外さずにつけることができます。

200A等はポンプキャップに穴が空いており、その横にはOILと書かれています。

この穴から3滴程度リュブリカントを入れてしばらくポンピングすれば完了です。

ポンプノブやポンプキャップにリュブリカントがついてしまうためふき取りましょう。

ポンププランジャーを外してつける方法

ポンプキャップに穴がない場合や前項の手順を行ってもポンピング時にスカスカする場合、ポンププランジャーを外してポンプカップに直接つける・揉みこむ必要があります。

ポンププランジャーを外す方法はモデルによってポンプキャップの固定方法が変わるため2種類あります。

ポンププキャップがDリングで固定されている場合とネジで固定されている場合です。

 

Dリングで固定されている場合、細いドライバー等を使って写真1枚目のように矢印方向に引っ張って取り外します。

Dリングが外れればポンプキャップを持って引っ張るだけでポンププランジャーは取り外せます。

 

ネジで固定されている場合はマイナスネジで2カ所止められている場合がほとんどです。

マイナスドライバーを使用してネジを外しポンププランジャーを引っ張り出します。

 

先端にポンプカップがついているためリュブリカントをつけて揉みこみます。

ポンプカップを広げるように揉むのが効果的です。

作業が終わったらポンププランジャーを取り付けてポンピングを行い感触を確かめます。

ポンピングした際のスカスカした感触が治っていれば完了です。

最後に

今回はランタンを使うために必要なものについて説明しました。

購入したばかりの方や購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

この4つは全てアマゾンで購入可能です。
もう一度リンクをまとめておきます。

Coleman ホワイトガソリンのリンクはこちらです。
Coleman ファンネルのリンクはこちらです。
大王マントルのリンクはこちらです。
Coleman リュブリカントのリンクはこちらです。

ランタンを購入する際、一緒に注文しておいてはいかがでしょうか。

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