前書き

こんにちは。こんばんは。
おはようございます。
さて、前回に引き続き
今回もテント遍歴を
紹介させていただこうと思います。
需要があるかどうかは
正直分かりませんが…笑

後編となると
前書きに何を書けばいいのか
分からなくなってきます。
前回の投稿を読まれてない方や、
そんなもん忘れたわと言う方は
こちらからどうぞ。
僕のテント遍歴 (前編)

前回の投稿と違うことといえば
今回紹介するテントたちが
今キャンプで使用しているもの
ばかりだという点でしょうか。
前回紹介したテントは
Niakを除いて全て手放してしまいました。
それは考え方や好みの変化というよりは
テントのことを理解して
見定め、選ぶようになったことが
大きく関係してきていると思います。
あとはスタイル変更ですね。笑

始めた頃からの憧れ

そろそろ良いんじゃないかと

ダークトーンなサイトづくりで
キャンプをするようになって
前回紹介したNiakの使用頻度が
圧倒的に高くなりました。
そこで二人でも快適に使える幕の
必要性を感じていきます。
それにプラスして
オールシーズン使うことができて、
長く使える幕が欲しいなと。
そう思ったとき、
真っ先に思い浮かんだのは
あの方でした。

キャンプを始めるにあたって
ずっと憧れていたあのお方。
車庫入れスタイルや
取調室スタイルで有名なあの方!
それと同時に憧れていたあの幕!

キャンプを始めて三年とちょっと。
満を持して手に入れた幕がこちら。

HILLEBERG Kaitum 4GT

手に入れたときの
感動は凄まじかったです。
憧れの気持ちが強かったですが
テントのスペックも
自分の欲求を完全に満たしてくれる
ものでした。

完璧なスペック

まずHILLEBERGの醍醐味とも言える

Kerlonという独自素材。

通常、化学繊維を用いて形づくられる
レクリエーションテントのほとんどは
ポリエステル生地またはナイロン生地の
裏側にポリウレタンコーティング
(通称PUコーティング)を施し、
防水処理を行います。
また、生地の縫い目も歴とした”穴”。
そこにシーム加工をすることで水漏れを防ぎます。

その加工が経年劣化によって
テントの内側がベタベタしたり、
接着しているシームテープが
ボロボロと剥がれ落ちてきたりと
所謂、テントの加水分解
繋がってくるというわけです。

しかし!
HILLEBERGのKerlonは
そういった防水処理を

そもそも行なっていません。

シリコンによる防水処理で
水の侵入を許さず、
半永久的に使うことができるのです!
(インナーを除く)

同じ防水処理方法で
比較されがちなのが
ナイロンにシリコンコーティングを
施した”シルナイロン”ですが、
僕のイメージとしては
糸一本一本に
シリコンを染み込ませたモノで
生成された素材がKerlon。
ナイロンをシリコンどぶ漬けにしたモノが
シルナイロンといった感じですね。
メーカーの製造方法なので
正直正確なことは分かりません。笑
しかしそのおかげで
抜群の引き裂き強度を誇ります。
糸一本一本がとてつもなく強いので
ちょっとの穴くらいなら
揉み込めば消えるとか!
僕はとても恐ろしくて
試したことはありませんが。笑
他にもコーティング方法に
三層やらなんやらがありますが
今回は割愛させていただきます。

また、
HILLEBERGのラインナップの中でも
ブラックレーベルとレッドレーベルは
オールシーズン使えるシリーズです。
ただ、

日本の猛暑を想定して
作られているわけではありません。

キャンプのハイシーズンである
真夏はめっちゃ暑いわけです。笑
山岳用の化繊幕は
通気性があっては意味がないので
正解は正解なのですが。
いくら”オシャレは我慢”と言っても
あの熱の篭り様は耐え難いです。

そこでこちら!
すいません、
写真ありませんでした。笑

前方と後方のベンチレーション部分を
捲り上げることでガッツリと
通気を促すことができます。
ちょうどカマボコみたいな形になります。
インナーも前方と後方が
メッシュにできるのでかなり
快適に過ごすことができるはずです!
この前方後方捲り上げる張り方、
実はカイタムにしかできないのです!
本当の意味でオールシーズンいける
山岳テントなんじゃないでしょうか。

そんなメリットだらけのカイタム。
僕の一番お気に入りのテントです。
このシンメトリー張りも良い思い出です。
サイトもとことんダークトーンに拘り、
オリーブカラーのギアだらけに
なっていきました。笑

葛藤

ひとつの悩みが

ダークトーンサイトが形になってきて
ウキウキでキャンプをしていた際、
ふと遠目に自分のサイトを見たとき、
思いました。

あれ、二番煎じサイトじゃね…?

良くも悪くもサイトの顔になるテント。
先輩方のサイトを参考にしているが故
レイアウトは限られ、
敷かれたレールに沿っていくだけ。
偉大な先輩方への越えられない壁を
感じました。

憧れのキャンパーに似せるのが
目標ではない。
自分の個性を作りたい!
そう思いました。

迷走

季節はちょうど秋。
そろそろシェルターテントを
新調しようと考えていました。
そこに
自分の個性を見出そうとするのですが
そう思えば思うほど
ダークトーンサイトからは
一旦離れようという思考に。
HelinoxのV-tarpなんて
良いんじゃないかな?
なんて考えていました。

そんな中で思いつくもう一つのテント。
カイタムを選んで学んだことは
機能面を加味した上で、
メーカーの中での
それぞれのテントの立ち位置を
考えるということ。
ケロンではなくカイタム。
マニアックなところも気に入っていました。
となると、
シェルターで言えば…

いつもこの手の相談では特に
お世話になっている友人にも言われて
確信しました。

アルタイなんてええやん?

マニアックを攻める!

懲りずにダークトーン

ということで、
こちらの幕に決まりました。

HILLEBERG Altai XP

HILLEBERGに手を出すと
いつか欲しいなと思うのは
やはりアトラスじゃないでしょうか。
そこを敢えて外してアルタイ。
マニアックで、
それでいてひねくれていて
自分らしいと思いました。笑

最大高で見ても
アトラスと変わらない200cm。
ドーム型と比べると居住空間は
狭く感じるし、
ワイドと奥行きなんて結構差があります。
それでも、
僕は主に二人でキャンプをするので
二人で篭るなら十分な
リビングスペースを確保できます。
それと同時に、
決して大きくない限られた空間で
キャンプをするのが慎ましく、
身の丈に合っているなと
使ってみてしみじみ思いました。
設営方法もクセがあり、
ちょっと機嫌を損ねると
すぐへんてこりんな形状になります。
まさに自分にぴったりの幕でした。笑

まとめ

本当はもう一つテント
持っているのですが、、
長くなってしまったのと
現在のキャンプの楽しみ方には
欠かせない幕なので
またどこかのタイミングで
紹介させていただきます。

こうやって振り返ってみて思うのは
皆が使っているから、
流行っているから欲しい!も違うし、
皆が持っていない、
被らないから欲しい!もなんか違う。
そして無理に個性を出そうとしたり、
流行や憧れに左右されると
どんどん迷走していきます。笑
いかに自分らしい幕選びをするか、
そこが大事な気がします。

それでも憧れやリスペクトは
奥底にしまいこみたくない。
その二つの間の
ちょうどいい塩梅な選択が
自分らしさを
つくっていくのではないでしょうか。

そんなことを言ってますけど
こうやって大好きなテントを
紹介していく中で
だんだんとそのテントたちの
ユーザーが増えていくことを期待して
ワクワクしてしまう
自分もいるんですけどね!

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です