遅ればせながら、
あけましておめでとうございます。

今年の抱負は、
もっと読みやすい記事を
書けるようにする。
(書きまくって)

もうしばらく稚拙な記事が
続くかもしれませんが、
穏やかに見守っていただけると幸いです。

なんで蒸留?

今年1発目のテーマは”蒸留”です!

今整備しているヒノキ林は、
雪の重みでものすごい量の枝葉が
折れて落ちてきます。

地面を埋め尽くすくらいです。

折れた枝だらけ

全部掃除する必要ないけど、
日の当たるとこだけは
きれいにしたいと思い、

集めては焚き付けなんかに
使ったりしながら過ごしてきましたが、

「燃やす以外で使い道ないの??」

という疑問が生まれます。
そこで、ヒノキの葉っぱを
煮出してお茶を作ってみることに。

新品のスノコをかじったような
味わいで美味しいのですが、

そんなにアホみたいに
飲むわけではないし、
なんなら杉茶の方が美味しい。笑

杉茶。ただ煮出しただけ。ウマイ。

でもせっかく良い香りのするヒノキを
燃やすばっかりではもったいないから、

アロマオイルみたいに
香り成分だけ抽出できないだろうか、、

ここで学校で習った知識が活かされます。

「蒸留できたら油とれるんじゃね?」

てな感じで、
僕の知的好奇心が爆発しまして
現在に至るわけです。

精油方法

今回は、植物を精油するにあたり、
水蒸気蒸留という方法で精油しました。

そもそもの蒸留とは、
物質の沸点の違いを利用して分離、
精製していくのですが、

今回の方法は簡単に例えるなら、
「キッチンの換気扇にこびりついた油汚れ」

これ以上わかりやすい例えが
見つからないくらいで、
我ながらビビります。

密封した鍋の中でヒノキを蒸して、
油が混じった蒸気を急冷して液体にし、
油を取り出す。

山でもできる簡単な蒸留方法と言えます。

蒸留開始!

ででん!!

上の方にうっすらと油が、、、

一回でこれくらいとれる!!あれ、、、?

ほぼ水だった、、、

そうです。大体10リットル分くらいの鍋に
ぎっしり枝葉を敷き詰めた筈ですが、
出てきた油は1mlあるかどうか。

予想以上の少なさに、
少し残念な気持ちになりました。

しかしこの油、予想とは裏腹に、
ほんの一滴で凄まじい芳香を醸し出します。

蒸留中なんて、
鍋から半径5mの範囲は常に檜風呂に
入っているような気分でした。

しかも蒸留”水”までものすごい香りがする。
油じゃなくても蒸留水で充分なくらいです。

蒸留の歴史

ちなみにですが、この蒸留、

なんと約5000年前から
行っていたらしいのです。
余裕で紀元前です。

一見、私たちの生活とは
関係なさそうに思えますが、

身近な物に
蒸留して作られた物は沢山あります。

ウイスキーなどの蒸留酒はもちろん、
石油なんて蒸留(分留)されて
それぞれLPガス、ガソリン、灯油、軽油、重油、アスファルトになっているわけなので、

実はめちゃめちゃ恩恵を
受けているわけです。すごいでしょ!

なぜか落ち着く

精油してしばらくは、
僕も毎日檜油の香りに
酔いしれていましたが、

そもそもなんで木の香りって
こんなにも落ち着くし癒されるのだろう?

どんな成分なんだろうか?

次回はその正体を
探っていけたらなと思います!

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