以前に、ドームテントの由来ともなった
ジオデシック構造について
お伝えした記事があったかと思う。

http://montagneavantgarde.com/2020/10/11/%e3%82%b8%e3%82%aa%e3%83%87%e3%82%b7%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%a8%e3%82%a8%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%83%bc/

今回はそこからさらに深掘りして
その元になったDO MORE WITH LESS
という考え方について
話していこうと思う。

今から約60年前にすでに出現し、
ドームテント誕生のきっかけにもなった
DO MORE WITH LESSという考えは、

今なお輝きを増して世界を席巻している
ことが、今回の記事を通して分かった。

一体どういうことなのか?

それでは、今回もよろしくお願いします。

DO MORE WITH LESS

この記事から読み進めた人は

DO MORE WITH LESSってなんやねん』

ってなってると思うので、
まずはそこから話していくことにする。

DO MORE WITH LESS」という考えは、
小さなもので最大の成果を、と言う意味で

エコロジーの父とも言われた
バックミンスターフラー博士の
言葉がもとになっている。

地球にはエネルギーや資源が
たくさんあるけど、

もっと使い方を考えて
少ない資源で大きな成果を上げられれば、
多くの問題は解決できるのではないか?

という今の資源の使い方に異を唱える
カウンター精神からくる考えである。
(なんと1960年代には存在していた考え)

ざっくり言えばこんな感じだが、
いまいちイメージもつきにくいと思う。

なので次は、少しの具体例とともに
その考えが本当に世界を席巻しているかを
お伝えしていこうと思う。

factで見るDO MORE WITH LESS

ここでは、実際に身近な例で
DO MORE WITH LESSを感じるものを
いくつかピックアップしようと思う。

まず、1番わかりやすい例だとスマホ。

カメラ、電卓、手帳、電話、、、etc
あげ出したらキリがないが、

もともとそれぞれは別の道具だったのが、
iPhoneの登場は、全ての機能が
スマホの中に入る先駆けとなった。

いまやスマホがあればなんでもできる。

少ない物質で多くのことを成したものだと
言っても過言ではないだろう。

(スマホ普及率は2005年から
2016年の間に約40億台増加しているから
席巻していると言っても差し支えない)

もうひとつは、エネルギー分野から。

エネルギー消費量とGDPの関係をさぐる(2019年公開版)(不破雷蔵) - 個人 ...
(画像出展:https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20190712-00132388/)

日本の、GDPとエネルギー総消費量の
関係を見ていくと、

日本のGDPは右肩上がりだが、
エネルギー総消費量は2005年あたりを
ピークに減少の一途を辿っていることが
わかる。

また、
日本は改ざん大国なので怪しい、
という人のために
アメリカのデータも貼っておく。

画像
(画像出展:https://twitter.com/amcafee/status/1179071683887538176/photo/1)

Real GDP:実質GDP
Energy:エネルギー消費量

アメリカも同様で
GDPは上がっているものの
2007年あたりをピークに
(リーマンショックの影響もある)
エネルギー総消費量が減少し続けている。

これらから、どのようなアプローチにしろ
世界でもより少量(エネルギー消費が減少)
から多くを生み出そう(GDP増加)
とする動きが起こっていることが
わかっていただけたと思う。

なので次からは、
世界でDO MORE WITH LESS
進んでいるのは分かったけど

個人単位ではどうすればいいの?
結局何が言いたいの?

ってところをお伝えしていこうと思う。

キャンプにおけるDO MORE WITH LESS

ここまでで、
DO MORE WITH LESS
身近な例だけでなく世界規模で
起こっていることが判ったが、

そうなると当サイト的に注目したいのが、

じゃあ僕らはどうする?
というところである。

ここで、偉そうにマウントを
取るつもりもないし、
ただの雑魚ライターの戯言なので、
大目に見て欲しい。
(既に偉そうかもしれないが笑)

以前の投稿で、
DO MORE WITH LESS
テクノロジーや産業に影響を
与えていることが分かったが、
(僕らに馴染み深いテントにまで)

結論を言うと個人単位でも
DO MORE WITH LESSという
考え方は大事じゃないか?ってこと。

僕らは、キャンプを通して
様々な自然と触れ合う。

娯楽とはいえ、いや娯楽だからこそ
自然への配慮もしていきたいもの。

いままでよりも少ないエネルギーで
キャンプを楽しんで見る、とかね。

食べ物を余分に買わない、とか
エネルギー源は全部薪とか、
車を使わずにキャンプとか、
いろいろアイデアはありそう。

そんなキャンプがたまには
あってもいい気がする。
楽しく自然にも配慮する、みたいな。

とはいえまずは、
DO MORE WITH LESSな考え方を
知ったり、現状を知ったりすることから
始めたい。

キャンプじゃなくてもいいし、
何かDO MORE WITH LESSな行動が
できないかをとりあえずは考えてみたい。

最終的にそこから行動になれば
もっと素敵な気がする。

なぜここで?

最後になぜ私がこんなことをわざわざ
このサイトで言うのかをお伝えしたい。

最近、自然について考える機会が増えた。

その中で、放置山林などの身近な
問題に触れて自然で起こっている問題が
自分の中で差し迫ったテーマに
なってきたことに気づいた。

http://montagneavantgarde.com/2020/10/03/%e6%94%be%e7%bd%ae%e5%b1%b1%e6%9e%97/

↑すばらしい記事

今こうして、何かを
発信できる立場にある以上、

自分も含めて、
大事な考えを文字に残し、
現実や事実を捉えて
少しでも時代の流れを知って

最後には環境に感謝し、
欲を言えば行動を変えていけたら
いいなと思う。

前記事に書いた田渕さんも、

「エコロジーは、自然を顧みない体制に
対する反体制的哲学としてある。」
って言ってた。

http://montagneavantgarde.com/2020/09/07/dontfinishoutdoorlife/

この辺はある種、
文化的的要素だったり、
いろんな分野に繋がる部分が
あると思っていて、

なんだか雑なまとめだが、
娯楽を通して楽しくも真面目にも
なれるのは最高だし、
これからもこういう思いは
大切にしていきたいと思っている。

他にも、この話に絡めて
カウンターカルチャーや日本文化の話も
してみたいと思っているので、
とりあえず今回はこの辺にしておく。

今回も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

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