はじめに

僕たちは放置山林を綺麗にしている活動もしています。
このモンターニュアヴァンギャルドのメンバーのナオトが中心になって活動をしています。

放置山林の現状については、ナオトの記事を確認ください。

http://montagneavantgarde.com/2020/10/03/%e6%94%be%e7%bd%ae%e5%b1%b1%e6%9e%97/

遊び場は自分たちで作る


僕たちの遊び場のほとんどは放置山林。

冒険心をくすぐられたりするのもあるし、誰もいないところが魅力的に感じてしまったりもあるが、一番の理由は自分たちの行動が同世代に響いて「自分の遊び場は、自分たちで作る。」そんな遊び方がもう少し増えたら最高だなって思っていることだ。

自然の中で遊ぶことが好きだから、その遊び場を守るためにやっているような感じでしょうか。

実際には愛知県の情報しか知らないが、現状僕たちと似たような活動をしている団体もあるが50〜60代クラスがほとんど…

理由はわかると思うが、後継者不足というかシンプルにつまんなそうだから高齢化が著しいことが原因だと僕は思う。

そして今はまだ人生の諸先輩方が、綺麗にしてくれている山も近い将来後継者がいなくなり放置山林になっていくんだろう…。
山仕事なんて、つまんなくて、重労働であることは間違いない。
でも間違っていると思うのは「だから放置山林が増えたってしょうがない」って考えだ。

恐らく僕たちみたいに勝手に勉強して勝手に綺麗にして楽しそうにしてる奴らを増やす方が、コストがかからないしやってる方も楽しいからね。

難しいのは入り口の部分、どうやって始めればいいのかが明確になっていたらあとは早い。「ここの山を」「この助成金使って」「これだけは注意してね」っていうのが決まっていたらあとはメンバーを集めるだけ。ネット上でプラットフォームがあれば尚良いかと…
(頭の良い方、よろしくお願いします……)

面白くなきゃやってられるか。


山を綺麗にするのはすごい楽しい。

ぐちゃぐちゃの倒木を燃やすときも、乾燥させている暇もスペースもないから種火を育てて温度を極力上げればずぶ濡れの丸太でもしっかり燃える。

「水は火に強い」というポケモンで習った揺るぎないセオリーが覆る感じが面白かったりもするし、火が恐ろしくも頼もしくもあることを肌で覚える感じは気持ちが良い。

しかし整備してるだけでは「おもろそう」にも広がりに限界が来る。
僕らのクルーは山が大好きだし比較的真面目な人たちが多いから確かに、永遠に楽しくできるんだろうけど、わがままな僕としてはキャンプができる人だけが楽しむだけだと勿体ないと思っている…

「せっかくこんな時間も労力もかけてんだし…」っていうコストに対してパフォーマンスも相応に欲しがるのはスケベすぎるだろうか?
(友達みんなが山と楽しんで欲しいだけ…)

そういうわけで山を綺麗にしてからもうすぐ1年経つということもあって、山にキャンパーだけでなく多くの友達がきてくれそうなイベントを開く事にした。

ジン山、音楽と焚き火。


このイベントでは、名前の通り山で音楽と焚き火を楽しむだけのイベント。

放置山林を1年かけて綺麗にして、そこでローカルなイベントをやるっていう
これからの面白い遊び方の礎になるんじゃないかっていうのと

なかなか自然で過ごすきっかけがない人に足を運んでもらう事や
フェスに行けない中、シンプルに山で音楽をかけて踊りたい。

僕がキャンプを始めるきっかけになったTAICO CULBで感じた、あの感動を少しでもキャンプ仲間にも感じてもらいたいとか理由は多岐に渡るからこれくらいに、、、

とりあえずは放置山林が1年でこんな楽しいことができる場所に変わるんだっていう1つのモデルケースにしたかった。

ちなみに、こういった山奥でのローカルイベントは海外にはたくさんあるらしい。

放置山林(人工林)のこれから


いろんな向き合い方がある事だけは知って欲しいです。
僕も最初は何が良くて、何がいけないのか全然わかんないし未だにマジかよって思うこともたくさんある。

僕のやり方が良いかなんて人によるんでね。
だから山をどうしたいかは、それぞれのライフスタイルに合わせて行くのが良いと思う。

新しいアソビのカタチ


昨今遊び場を奪われているアウトドアコンテンツって非常に多くて、面白いと思ったのが「マウンテンバイク」本当に遊ぶ場所が少なくなってきているみたい。

林業とタッグを組んで作業道を綺麗にする代わりにマウンテンバイクで遊ぶ場所を確保するクルーが札幌にある。

自分たちで、遊び場を確保しながらも林業が困ってる所に手を差し伸べる。
話を聞いた時は、「こういうムーブメントが広がれ」って思った。

キャンプ場も今は人がいっぱいらしいから、窮屈に感じている人は放置山林いかがですか?
(キャンプ場を作るってYouTubeでよくやってるけど、まああそこまですごいことじゃなくても良いから。)

解決に至らない後継者問題


放置山林を綺麗にして遊ぶのは良いけど、確実に直面してしまうのが後継者問題。
いずれ僕たちがクソジジイになった時に困らないようにしなければいけない。

じゃあどうすんのかって?

こればっかりはムーブメントで終わらせない
それぞれが根強いカルチャーとしてやるしかない。

さっき例に出したマウンテンバイクなんかは本当に良い活動で
「マウンテンバイクで遊ぶ」がメインで「山仕事」は手段。

つまり、後継者問題はマウンテンバイクが解消するキーになっていて今後も遊び場が少なくなる可能性が高い分若い子を巻き込みやすいコンテンツになることが、僕としては目から鱗だった。

マウンテンバイクを楽しむ若い世代も一緒にやらせてバトンを繋いでいくことが大事。
「こうしなきゃダメだ。」とか縛りすぎるから嫌になっちゃうだけで能動的にクリエイティブを発揮させれば勝手に楽しんでやるはず。

お互いに精神的にも労力的にも無理なく進んでいくと思うよ。
そして最近はズレたこと言う人が多いけど無理のない体制こそが「持続可能(サステナブル)」なんじゃないだろうか?

時代が変われど、熱意や物語を正しく継いでいけば、そこのカルチャーとして根付く。
カルチャーっていうのは昔からあるものが全てじゃない、今からだって作れるんだ。

マウンテンバイクのクルーは詳細がわかるリンク貼っておきます。
キッズも参加していて本当にクールな活動で参考になります。
森林整備ボランティア【share the trail vol.17】

それでは皆さん山で会いましょう!

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